ー 逆子(さかご) ー

鍼灸が産科において最も得意とするのが逆子治療でしょう。足の小指にある至陰は逆子の特効穴(ツボ)で有名ですが、逆子になってしまった原因を解決しつつ、臓腑経絡を整え、冷えを取り、骨盤の歪みを取ることが再発の防止となります。現在では逆子のまま経膣分娩するドクターは数少なく、ほとんどがそれだけで帝王切開となります。ほとんど9割近くの人が1回から数回の治療で逆子が治り、身体も整うので試す価値は十分にあるでしょう。

ー 安産 ー

何も医学的な異常がなくても不安でいっぱいなのが妊娠中のお母さん。体重の増え方が気になってもかかりつけのドクターがそっけなかったり、足がムクんだり、腰が痛かったり・・・
そんな時は、安産治療がお薦めです。安産の為の生活指導や施術が行われます。

ー 妊婦のアロマ ー

申し訳ありません。私も妻もアロマを「香り」とは言えず「ニオイ」と言ってしまいます。要するに、あまり好きではないのです。
次女が生まれる1998年頃に、かなり必死で勉強しました。セミナーも行きました。結論から言うと「よくわからん」です。妊婦にとっての最大の危険は流・早産な訳で、それを誘発する精油を探し使わないことがまずはリスク回避となると考え、あらゆる書物を調べ出した私は、その時点でドツボにハマってしまったのです。
つまり、本によって危険な精油は異なり、ある本では妊婦に推奨されていたりもしてしまう!もちろん使い方や濃度によって危険度は違うのでしょうが、医療として確立していない世界を目の当たりにした私は、「専門家に任せよう」ということで、サッサと手を引いてしまうことにしたのです。ただ、否定はしませんよ。
「出産をスムースにする為に精油を使いたい」という声を耳にしますが、平常時と妊娠期(これも前・中・後期としょっちゅう変化)で感覚が違うのに、分娩中はいわずもがな、で、数種類用意しておかないと、その時になってイヤーなニオイに感じてしまうとも限りません。念の為。

ー 授乳 ー

アメリカで母乳を6ヶ月間与えることが望ましいということが発表されました。
母乳育児を開院以前から推奨している当院では「何を今さら」と言ったところですが、アメリカでの母乳育児が行われている率の異常な低さを見ると、改めて言われるのもうなずけます。
赤ちゃんへの脳や心、身体への効果ばかりに注目が集まりますが、母親の生理的"本能"を優先させた方が、天地自然の道理にかなうのではないでしょうか?

ー 和痛分娩 ー

無痛分娩は医療用麻酔を用いて行われ、多少いきめる程度の感覚を残してほとんど痛みのないまま出産されます。(ご希望の方は、麻酔の専門医がいる病院を選びましょう。産科医が行う麻酔と比べると効果に大きな差が見受けられます)
ただ、この無痛分娩の場合には帝王切開での分娩と同様に、女性ホルモン『プロラクチン』の大量分泌は望めません。
このプロラクチンというホルモンは、全ての性行為において分泌される母性のホルモンで(主な作用は乳汁分泌促進)、子供を『カワイイ』と強く思えるようになるなどの作用が見られます。
また、重い赤ちゃんを長時間抱いていられたり(この場合は筋肉に作用)、夜間にオムツ替えや授乳をしているのに疲れがひどくならない(お父さんを付きあわせてみると、みるみるやつれていきます)など、か弱い女性を『強い母』にしてしまうすごいホルモンなのです。
このプロラクチンが最も大量に分泌されるのが分娩時で、この時に母性のスイッチが入ると言われています。(次いで重要なのが、もちろん日々の授乳。母乳は最高の愛情表現でしょう。)
女性の一生において、これ程重要な機会はそう多くありません。その貴重な機会を、特に異常がないのに無痛分娩や帝王切開で逃してしまうのは、本当に『もったいない』ことだと思います。
さて、私の提唱する和痛分娩は、分娩中ではなく、妊娠中から行うものです。(時には分娩寸前までやる事もあります)
鍼を用いて変化し続ける身体を整え、安産のツボにお灸を施し、ホルモンの影響で急に不調和をおこし開こうとする骨盤を調和させていきます。
初産の方は経験がないので比較できませんが、経産婦の方であればその違いをハッキリ自覚することができます。その後の子育てにスムーズに移行する為にも、出産前の治療はぜひとも続けて欲しいものです。
実際にはこういった治療を行っているところが少なく、治療を受けたり続けたりすることが困難であることが実情です。

ー 産前産後の相談 ー

産前・産後のご相談は、助産師(宮本助産院)である妻のアドバイスも合わせてサポートさせていただきます。

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